【知っている人だけが得する】研究室選びの最適解はこれだ!

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皆さんこんにちは!
今回は自分に合った研究室選びのポイントと、研究室の情報収集方法をまとめてご紹介します!
また、おまけとして筆者の学部生の段階での配属先研究室の決まり方もお教えしていきます。

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目次

自分に合った研究室選びのポイント

「自分に合った研究室」というと様々な考え方があると思いますが、ここでは4つに絞って個人的に大切だと思うポイントをご紹介します!

①研究内容に自分が興味を持てる事

学部卒でも1年、修士まで進む場合は3年間研究室の研究内容と離れることはできません
(院試などで研究室を移動する場合は別ですが)

そのため、研究内容に興味を持てるかが一番大切だと考えています。

また、研究室によってはHPの内容と学生に割り振られる研究テーマの内容に解離があるところがあります。

・最近の新入生にはどのような研究テーマが割り振られることが多いのか
・自分が希望する研究テーマを割り振ってもらえる可能性があるのか

研究室見学などで確認しておくのがおすすめです。

②研究室のスタイルが自分に合っているか

具体的には
「どれくらいの時間を研究室で過ごすことになるのか」
です。

休日も時間をかけて実験をしたいのに、安全面から研究室に施錠されてしまう

デスクワークは家でやりたいのに、周りの学生が遅くまで残るので帰りずらい

など、自分の求める研究スタイルと研究室の研究スタイルが合わないと、ストレスがたまりやすいです。

研究室見学の際に先輩に直接聞いてしまっても問題ないと思いますし、より実情を知りたい方は研究室の出席欠席を示す磁石やマークを確認してみるのがおすすめです。
(研究室の入り口付近や、扉の外側についていることが多いです)

また、研究室のスタイルを見極める際に注意しなければいけないことがもう一点あります。
それは、セルフブラック研究室の存在です。

セルフブラック研究室…先生の方針や研究室の方針としてはコアタイムが短めだったり、きっちり決まっていなくても、研究室に所属している他のメンバーが朝早くから夜遅く、休日祝日なども研究を自主的にしており、研究室全体として「それが普通だよね」という雰囲気になっている研究室のこと。

他の人もやっているから自分も遅くまで残らなきゃと考えてしまったり、コアタイムを守っているのに教授から「君はあんまり研究室にいないよね」と言われてしまう可能性があります。
個人的に、成績優秀者の多い研究室がこの傾向にあることが多い気がしています。

セルフブラック研究室の見極めにも役立つおすすめの研究室情報収集の方法は次のセクションにてご紹介しています!

(※ここでは、セルフブラックの研究室に注意と書きましたが、「自分自身が研究に没頭したい!」という方にはむしろおすすめの研究室になると思います。
そのあたりも含めて自分が求める研究室のスタイルに合う研究室を探しましょう。)

研究に没頭するんだ!と思っている人でも他大院の受験や、院卒業後に就職を予定されている方は

・就職の都合で研究室を休みやすいかどうか
・院試の勉強休みはどれくらい貰えるか

の確認は必須です!!

また、絶対に入りたい他大学の研究室がある場合などは、B4の際には時代の時間拘束が緩い研究室にすすみ勉強時間をしっかりと確保する方向性にするのもありだと思います。

③実験環境が整っているか

具体例として以下の3点をあげてみました!

・試薬や装置、ガラス器具の購入に十分な予算があるか
・実験装置は新しいものが十分そろっているか
・ガラス器具などが新しくきれいなものが多いか

これは研究室見学でもなかなか聞きにくい内容だと思いますが、研究室のホワイトボードに
「試薬は必要最低限の購入を心掛ける!」
などと書いてあれば要注意です!!

また、先生の定年が近い研究室は予算が少ない傾向(科研費や共同研究を積極的に取りにいかないため)がありますので、そこでも見分けられるかと思います。

さらに、HPで確認するできる1年間で公開される論文の本数も科研費に直結するので確認しておきましょう。

④その他

その他に、もし自分がもう一度研究室を選ぶなら気にする箇所をあげてみました。

・先輩の就職先はどうか
・先生の就職のコネはあるか

就職の事ばかりですが、これらの情報も研究室見学やHPで確認しておいて損はないと思います。

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研究室の情報収集方法

続いて、具体的にはどのように研究室の情報を集めればいいのかまとめてみました。
研究室選びのポイントと一部重複する箇所がありますが、ご容赦ください!

①仲の良い友人や先輩に聞く

個人的に最も信憑性が高い情報収集方法だと思います。

研究室見学で対応してくださる先輩方は基本的に良い側面しか教えてくれません。
自分も対応する側になって思ったことですが、志望してくれる学生に自分の研究室のネガキャンをする気にならないからです笑

そのため、可能であれば部活の先輩や個人的に仲の良い先輩、友人に話を聞くのがベストだと思います!

希望の研究室に先輩や友人のつてがないという方向けに、当ブログでは研究室の口コミ掲示板も運営しておりますので、ぜひ足を運んでみてください。

研究室の口コミ掲示板

②研究室見学をする

続いて研究室見学での情報収集です。

①の項目で基本的にいい側面しか教えてくれないという書き方をしましたが、実は研究室見学でおすすめの情報収集方法があります!

それは
研究室見学の際に他の研究室について聞いてみること
です

自分の所属している研究室以外の研究室に関しては、

「友人がそこの研究室で、結構ブラックだって言ってたよ」

という感じで教えてくれる方が多いです。

そのため、複数の研究室を周り、
「他には○○研と○○研も回る予定なんですが、何か情報などありますか」
と聞いてみるのがおすすめです。

研究室見学を依頼する際のアポイントメール例文や見学時の服装・持ち物についてまとめた記事もありますので、ご活用ください。

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③研究室HPを確認する

最後に研究室のHPを確認する方法です。

ここでは

・研究内容の簡単な確認
・どのくらいの頻度でHPが更新されているか
・年間何本の論文が発表されているか
・研究室のメンバー構成

について最低限確認しておきましょう。

研究内容の簡単な確認

研究内容については言わずもがなですが、HPの内容と学生に割り振られる研究テーマの内容に解離がある研究室も存在するので、研究室見学の前の情報収集程度に考えておきましょう。
イメージとしては研究室見学の依頼をする際のアポイントメールで「HPを見て、○○の研究に興味を持ちました」と書く時に使うくらいですね。

どのくらいの頻度でHPが更新されているか

HPの更新頻度については、最終更新が3か月前の研究室は教授の余裕が極端にない場合が多い印象です。
そのため、避けた方が無難かと思います。

年間何本の論文が発表されているか

年間の論文本数については、1年間で最低でも5本以上ある研究室が良いと思います。
論文の本数はその研究室がどれだけ研究に力を入れているかに加え、科研費の多さにも直結します。
より良い環境で研究室生活を送るためにこちらも必ず確認しましょう。

研究室のメンバー構成

メンバー構成では日本人のマスター、ドクターの人数を確認しましょう、
特に日本人ドクターが複数人いる研究室は、実験環境や人間関係がよいイメージがあります。
逆に留学生のドクターが多い場合は、英語力は鍛えられますが何かとフォローをしなければいけないため、自分の実験時間が少なくなってしまう可能性がありますので注意しましょう。

その他

まれに卒業生の就職先を載せている研究室もあります。
その場合は自分の希望する進路に進めるかどうかを確認しておきましょう。

④ブラック研究室の見極めにおすすめの情報収集方法

最後に、希望の研究室がブラックかどうか知りたいけど、先輩のつてもなく、研究室見学であまり情報を得られなかった方にお勧めの見分け方をご紹介します!

それは
研究室の場所を調べて、夜はどのくらいまで明かりがついているかを確認しておく
ことです。

単純に研究室に何時まで人がいるのかを知ることが出来ます。
コアタイムは短くてもセルフブラックな研究室の見極めにも有効です。

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配属先研究室の決まり方

続いて、私の経験をもとに配属先研究室の決まり方についてご紹介します。

結論から述べると、私の学科の場合はGPAとGPTの総合順位で決定しました!

総合順位で半分よりも上の人は優先枠を貰い、下半分の人は一般枠という形になります。

優先枠と一般枠の枠数は研究室ごとに決まっており、優先枠のある人は自分の好きな研究室を選べますが、優先枠の枠数が自分よりも上の順位の人で埋まっているとその研究室は選べないという仕組みでした。

優先枠を放棄して自由枠を狙うこともできましたが、自由枠は優先枠よりも枠数が少なく、枠数よりも希望者が多い場合、じゃんけんやくじ引きで入れる人を決めたため入れるかどうかは完全に運任せとなるという仕組みでした。

私の学科では毎年人気の研究室は大体固定されており、最も人気な研究室はGPAとGPTの総合順位が大体1-8番目くらいの人で優先枠は埋まっていました。

なので、やはり成績をとっておくといいです!

こちらの記事で大学化学の勉強のコツについて書いているので、ぜひこちらも参考にしてみてください!

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最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は研究室の選び方と、実際の配属先の決まり方をご紹介しました!

皆様のより良い研究室選びにご活用いただければ幸いです。

それでは今回もお付き合いいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

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